ホーム ライフスタイル 腰痛持ちの9割が知らない「新治療法」が登場 シドニー大学が実証、生活習慣の改善で体重-1.6kgの意外な効果

腰痛持ちの9割が知らない「新治療法」が登場 シドニー大学が実証、生活習慣の改善で体重-1.6kgの意外な効果

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「慢性腰痛」に悩む人にとって、従来の治療法よりも不健康な生活習慣を改善することが効果的だという研究結果が発表された。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容とは一切関係ありません
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昨年10日(現地時間)、オーストラリアのシドニー大学の研究チームが「アメリカ医師会雑誌ネットワークオープン」を通じて発表した研究結果によると、生活習慣コーチングを受けた腰痛患者が標準治療を受けた患者よりも身体機能が改善し、生活の質も向上したことが明らかにした。

研究チームは腰痛患者350人をランダムに選び、生活習慣コーチングや標準治療を受けるよう割り当てた。コーチンググループには理学療法士、栄養士、電話健康相談コーチが配置され、患者のどのような生活習慣が腰痛を悪化させる可能性があるかを把握する手助けをした。

腰痛に関連する生活習慣のリスク要因としては、過体重、運動不足、不適切な食生活、睡眠不足、喫煙、過度の飲酒などが挙げられる。コーチンググループは6ヶ月間、これらの要因に対処するための支援を受けた。研究の結果、生活習慣コーチンググループの患者は他のグループに比べ腰痛による障害が少なく、体重も平均1.6kg減少した。

研究チームのクリス・ウィリアムズ博士は「腰痛が改善しない場合、脊椎だけに焦点を当てるだけでなく、さまざまな健康要因に対する包括的な治療を受けるべきだ」と述べた。研究チームのエマ・バード博士は「慢性腰痛に苦しんでいる多くの人々は、自分が見捨てられたと感じており、自己管理を促進するために推奨される治療を受けられず、高い費用と非効率的な治療に頼ることが多い」と指摘した。さらに「生活習慣の変更を含む簡単で持続的な介入を提供することで、患者は自分の痛みをコントロールする力を得ることができる」と付け加えた。

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