ホーム ライフスタイル がん生存者の死亡リスク、ハンバーガーやピザを減らすだけで22%低下

がん生存者の死亡リスク、ハンバーガーやピザを減らすだけで22%低下

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ハンバーガーやピザなどのファストフードを減らすことが、がん生存者の死亡率を大幅に低下させることが証明された。

11日付の国際学術誌「ニュートリエンツ」の最新号によると、ソウル大学医学部の研究チーム(シン・エソン教授、カン・デヒ教授、ウォン・ドンヒョン教授)は、2004年から2013年までの都市基盤コホート研究に参加した40〜69歳の13万9,267人(男性4万6,953人、女性9万2,314人)を対象に、平均10.1年間の追跡調査を行い、この結果を得た。この研究では、5年以上がんを生存している人が5,585人だった。

研究チームは、世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究所(AICR)が推奨する「がん予防のための10か条」を実生活でどれだけ実践しているかに基づいて、参加者を高・中・低の3つのグループに分け、そのグループごとに死亡率に対する影響を分析した。その結果、高実践グループは低実践グループに比べて死亡率が34%低いことがわかった。

中実践グループでも、低実践グループと比べて死亡率が25%低かった。がん予防の各項目別の分析では、特にファストフード摂取の制限と身体活動の維持が、がん生存者の死亡率低下に大きな影響を与えることが評価された。さらに、がん診断後にファストフード摂取を制限したグループは、それをしなかったグループに比べて死亡率が22%低かった。

研究チームは、ファストフード摂取を制限することが、加工食品による高血糖負荷や炎症の発生、腫瘍の増殖や転移を抑制するのに役立つと説明している。シン教授は「がん予防の推奨を守ることと死亡率との関連性は、がん治療後5年以上生存したグループで特に顕著だった。がん治療後も予防策を実行すべきだ」と述べた。身体活動については、中・高強度の運動を週に150分以上行うグループの死亡率が、ほとんど運動をしないグループよりも23%低かった。

WCRFとAICRは、ファストフードの摂取制限に加えて、糖分の多い飲料やアルコールの摂取も控えるよう勧告している。また、全粒穀物や野菜、果物、豆類を豊富に摂取し、健康的な体重を維持することが有益であると示された。

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