テスラの新型モデルY「ジュニパー」
中国でプロトタイプが目撃される
レンダリング画像も流出
テスラの看板モデルとして高い人気を誇るモデルYが、フェイスリフトを受けて、まもなく新型として生まれ変わる見込みだ。モデルYは世界的にもテスラのベストセラーモデルとして知られており、国内でも輸入車市場で注目を集めている。
テスラは「ジュニパープロジェクト」の開発名で新型モデルYを開発中とされ、2025年の発売が予定されている。発売を前に、中国・上海工場から流出したとされる新型モデルYのプロトタイプと、それを基に作成されたレンダリング画像が公開され、注目を集めている。
2段構成の新型ヘッドライト
先進的なデザインを採用
流出したプロトタイプには2段構成と見られるヘッドライトが確認できる。カモフラージュで覆われているものの、上部に独立した光源の設置が見て取れる。また、先の流出画像では、リアにはライトバー状のテールランプが採用されるとの情報もある。
フロント上部には現代自動車のホライゾンライトに近い、横一文字のデイタイムランニングライトの採用が予想されている。レンダリング画像でもこの要素を反映し、ボンネットの境界線下に伸びるデイタイムランニングライトを配置したのが最大の特徴だ。バンパー中央の台形エアインテークは踏襲される見込みだ。
エアインテークがより精悍に
リアエンドは厚みのあるライトバーを採用
サイドのエアインテークは「L」字型に刷新され、シャープな造形により精悍な印象を強調。当初は新型モデル3同様、ヘッドライトの形状変更程度との見方が大勢を占めていたが、2段式ヘッドライトの存在が確認されたことで、新型モデルYは大幅な意匠変更が行われると見られている。
リアエンドについては、先行して流出した画像から、厚みのあるライトバーの採用が判明。中央部にはテスラのロゴが配される。上部にはブラックアウトされたガーニッシュが装着され、その内側には小型カメラが備わる。予想図でもこれらの要素が反映されている。
コの字型レイアウトの採用
インテリアにも変更の兆し
テールゲートを横断するライトバーが特徴で、テールランプのグラフィックは新型モデル3を踏襲したとされる。コの字型のレイアウトを採用し、サイドテールランプは現行モデルYの意匠を部分的に継承。クォーターパネルに向かって鋭く伸びるデザインとなっている。
室内では、ドアトリムに一体化したアンビエントライトと新デザインのステアリング、15.4インチディスプレイの搭載が予想される。なお、イーロン・マスクはSNSで今年のモデルY発売計画を否定している。テスラは最近まで10月に公開したロボタクシーの開発に注力していたが、公開後の厳しい評価を受け、モデルYの開発も再び加速するとの見方が強まっている。