レクサス、2025年型TX発表
Fスポーツハンドリング仕様を追加
高級感と充実装備を両立した大型SUV
レクサスが北米市場向けに3列シートを備えた大型高級SUV「TX」の2025年モデルを発表した。2023年6月のデビュー以来、TXはレクサスならではの高級感あるデザイン性能に加え、俊敏な走行性能、ゆとりある室内空間、豊富な積載容量を特長に、北米市場での存在感を高めてきた。
NXやRX、トヨタRAV4と同じTNGA GA-Kプラットフォームを採用し、北米市場で展開中のトヨタ・グランドハイランダーと兄弟車の関係にある。2025年型TXは北米市場において、アウディQ7、ボルボXC90、リンカーン・アビエーターといった欧米プレミアムSUVと競合する。
先進的なヘッドライトデザイン
シャープなLEDデイライトとの融合
車両寸法は全長5,159mm、全幅1,989mm、全高1,780mm、ホイールベース2,949mmで、外観デザインの多くをRXと共有。フロントマスクには、レクサス特有のスピンドルグリルを採用。空力性能を追求したグリルデザインは、大柄なボディに調和した力強いプロポーションを実現している。
グリル内部には5本の水平基調のラインを配し、バンパー部のエアインテークと一体感のあるデザインとした。上部には「T」字型のシャープなLEDデイライトとスポーティなヘッドランプを配置。リアエンドには横長のテールランプを採用し、直線的なデザインで大型SUVにふさわしい存在感を表現している。
アダプティブサスペンション採用で
乗り心地と操縦安定性を向上
TX350 4WD仕様に新設されたFスポーツハンドリングは、専用エアロパーツ、ブラック仕上げのルーフレール・ドアミラー、22インチマットブラックアルミホイールを装備。足回りには、Fスポーツハンドリング専用のアダプティブバリアブルサスペンション(AVS)を搭載。各輪に装着された電子制御ダンパーにより、荒れた路面でも安定した乗り心地と優れた運動性能を実現している。
室内には12.3インチのデジタルメーター、14インチセンターディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、ステアリングヒーター、フロントシート冷暖房、後席用エアコンなどを標準装備。サードシートにはドリンクホルダーとUSB充電ポート7基を備え、乗員の快適性を追求。ラゲッジ容量は、サードシート折畳み時に1,625リットル、セカンド・サードシート折畳み時には2,746リットルを確保している。
レクサスセーフティシステム+ 3.0を標準装備
価格は873万円から
充実した安全・快適装備も特長だ。パノラマルーフ、サードシート電動格納機能、歩行者検知機能付き衝突回避支援システム、レーダークルーズコントロール、車線維持支援システム、プロアクティブドライビングアシストを含むレクサスセーフティシステム+ 3.0、各種駐車支援機能などを搭載している。
動力系は、2.4リッターターボエンジン搭載のTX 350、同エンジンと電気モーターを組み合わせたTX 500h 4WDハイブリッド、3.5L V6エンジン搭載のTX 550h+プラグインハイブリッドと、幅広いラインアップを用意。TX 350は2WD・4WDから選択可能だが、その他のグレードは4WD専用となる。2025年型TXの価格は56,490ドル(約873万円)からとなっている。