レクサスLBX「ビスポーク」
タイ国際モーターショーでデビュー
豪華絢爛な内装に注目集まる
タイで開催された第41回タイ国際モーターショーにおいて、レクサスの新型LBXビスポークモデルが世界初公開された。LBXは2023年11月のグローバル発表以降、タイでは2024年3月から販売が開始されたコンパクトSUVだ。
既存のUXや販売終了となったCTと比べてよりコンパクトなボディサイズながら、走行性能とデザインでレクサスならではの高級感を実現。特にコンパクトSUVの常識を打ち破る走行性能と洗練されたデザインを追求して開発が進められた。
ヤリスと同じ基盤採用
上質な内装仕上げに定評
LBXはトヨタのTNGA GA-Bプラットフォームを採用し、レクサス独自のチューニングにより走行安定性と応答性を向上。サスペンションとブレーキを最適化し俊敏なハンドリングを実現した。さらに接合技術を刷新し、車体剛性と静粛性も高めている。タイ向け車両には1.5リッター3気筒ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載しており、駆動方式はFFのみで、優れた燃費性能としなやかな走りを特徴とする。
LBXの室内は「タズナコンセプト」を採用し、直感的な操作性を重視。運転者の視線移動を最小限に抑えながら車両機能を簡単に操作できるよう設計されている。メーターパネルとインフォテインメントシステムは水平に配置され、ドアトリムまで一体感のある立体的なデザインを採用。上質なステッチや柔らかな触感の膝パッドなど、運転者への配慮が随所に光る。
タイ市場向け
初のフルオーダーメイド仕様を設定
LBXビスポークは、レクサスがタイ市場に初めて導入する完全オーダーメイド仕様のモデルだ。ボディカラーとインテリアカラーはもちろん、インテリアパネルの素材、シートベルトカラー、ステアリングホイールやシフトノブに至るまで、顧客の好みに応じてカスタマイズが可能となっている。
価格は269万バーツ(約1185万円)からで、最上級のL-アニリンレザーシートは約44万円の追加オプションとして選択できる。レクサスは、LBXビスポークを通じて顧客に真の意味でパーソナライズされた至高の一台を提供することを目指すとしている。