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2025年01月09日木曜日
ホームモビリティートヨタ流ハイブリッド投入で進化するフォレスター、米国で勝負の一手 燃費20%向上&EV走行も可能に

トヨタ流ハイブリッド投入で進化するフォレスター、米国で勝負の一手 燃費20%向上&EV走行も可能に

スバルのSUV・フォレスター

ハイブリッド発売を控え

燃費効率20%向上を予告

引用:cars.com

北米市場でスバルがハイブリッドSUVモデルの投入を計画している。スバルの主力モデルとなっている次世代フォレスターのハイブリッドモデルの発売準備が進められており、米国公式ウェブサイトを通じて2025年半ばから販売が開始されることが明らかになった。

これにより、2025年モデルのフォレスターが北米市場に近く投入される見通しだ。フォレスターハイブリッドはガソリンモデルと同じ前輪駆動ベースのシステムを採用するが、燃費効率の向上と排出ガス削減などの改善が図られる。この実現に向け、トヨタのハイブリッド技術がスバルに提供されたという。

引用:cars.com
引用:Le Guide de l’auto

EVモードでの短距離走行も可能

2種類のモーターが異なる役割を担当

フォレスターハイブリッドは、2024年10月に日本で発売されたクロストレックハイブリッドのパワートレインを踏襲する可能性が高い。2.5リッター水平対向エンジンと2つの電気モーター、1.1kWhバッテリーを搭載する直列パラレル方式のハイブリッドシステムを採用する。搭載される2つの電気モーターのうち1つは発電機駆動の役割を担う。

1.1kWhバッテリーと発電用電気モーターにより、一定距離はEVモードのみでの走行が可能になる。ただし、バッテリー容量が小さいため、停車後の発進や短距離走行など、限定的な状況でのみ使用されると見られる。もう1つの電気モーターは直接出力に関与するよう設計されており、より高い性能と効率を発揮すると期待される。

引用:TopElectricSUV
引用:RPM

モーター単体で118馬力を発揮

最大1,000km以上の走行が可能に

出力に関与する電気モーターは最高出力118馬力、最大トルク270Nmを発揮する。走行状況に応じて2つの電気モーターが交互に作動して効率を高めたり、同時に駆動されたりする。一方、2.5リッター水平対向エンジンは最高出力158馬力、最大トルク209Nmの性能を発揮するよう設計されている。

スバルは、このハイブリッドシステムにより、e-ボクサーハイブリッド比で燃費が20%以上向上すると説明。これにより、クロストレックハイブリッド同様、1回の給油で最大1,000km以上の走行が可能になると見込まれる。外観デザインはガソリンモデルとの大きな違いはないとされる。以前確認されたプロトタイプではテールゲートにハイブリッドバッジが付いていたが、デザインはほぼ維持されていた。

引用:Le Guide de l’auto
引用:CarExpert

約3万ドルで販売のフォレスター

ハイブリッドはさらに高額に

価格はまだ公表されていないが、内燃機関モデルが2万9,695ドル(約470万円)から設定されていることから、ハイブリッドモデルはこれを上回る価格になると予想される。特にハイブリッドモデルは上級グレード専用で販売される可能性もあり、その場合は内燃機関モデルとの価格差がさらに開く可能性がある。

北米市場におけるハイブリッド車の重要性は着実に高まっている。米調査機関コックス・オートモーティブによると、2024年第1四半期の米国内ハイブリッド車販売台数は前年同期比59%増加した。米ハイブリッド市場で存在感を示すトヨタの場合、第1四半期のハイブリッド車販売台数は203,178台で、前年同期の116,288台から75%増加した。このような状況下、スバルが北米市場の主力モデルであるフォレスターを通じてどのような成果を上げるか注目が集まっている。

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