25年の歴史を誇るホンダ・シティ
限定モデルで差別化を図る
既存モデルとの違いは?
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インド市場で長年にわたり人気を集めるホンダの小型セダン、シティの限定モデル「シティ アペックス エディション」が登場した。このモデルは既存のVトリムおよびVXトリムをベースに開発され、マニュアルトランスミッション(MT)と無段変速機(CVT)の2種類のトランスミッションが選べる。1998年に発売されて以来、25年以上にわたってインド市場で販売され続けているシティは同クラスでは最も長い歴史を持つモデルの一つだ。デザインの進化や技術革新を繰り返しながら、長年消費者の支持を集めてきた。今回登場したアペックスエディションはホンダのブランド価値をさらに高め、プレミアムセダンを求める新たな顧客層をターゲットにしている。
アペックスエディションの最大の特徴は既存モデルとは一線を画す高級感あふれるデザインだ。内装はベージュトーンを基調に、高級感のあるレザー調の計器盤やコンソールガーニッシュ、ドアパッドを採用。また、7色のアンビエントライトや専用のシートカバー、クッションが追加され、室内の雰囲気を一層引き立てている。
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「アペックスエディション」
ならではの特徴は?
アペックスエディションは内装だけでなく外観にも特別な変更を加えている。車体各所にはアペックスエディション専用のバッジとエンブレムが配され、限定モデルならではの特別感を演出。さらに、洗練されたデザイン要素を取り入れ、よりスポーティな印象を与えている。ホンダによると、このアペックスエディションは単なるデザイン変更にとどまらず、顧客体験をさらに向上させることを目指した戦略的なモデルだという。特に、インド市場ではセダンの需要が依然として高く、競合モデルとの差別化を図るため、プレミアム要素を強調している点が特徴となっている。
ホンダカーズ・インディアのクナル・ベール(Kunal Behl)マーケティング・販売担当副社長は、「シティはインドで最も長く愛されてきたモデルの一つであり、ホンダブランドの中核を担っている」と述べ、「アペックスエディションを通じて、さらに完成度の高いプレミアムパッケージを提供していく」と語った。なお、アペックスエディションの価格はまだ公表されておらず、限定生産のため早期に完売する可能性が高いと見られている。