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2024年11月22日金曜日
ホームニュースバングラデシュ豪雨による大洪水、42名の死亡と500万人の孤立…ミャンマー難民キャンプも被害を受ける

バングラデシュ豪雨による大洪水、42名の死亡と500万人の孤立…ミャンマー難民キャンプも被害を受ける

42名が死亡し、500万人が孤立

ミャンマーの難民キャンプも大きな被害に見舞われる

バングラデシュで豪雨による大規模な洪水が発生し、約30万人が家を離れ避難所に緊急避難、40人以上が死亡した。

24日、AFP・AP通信などによると、今週初めからインドとの国境地域を含むバングラデシュ全域に降り続いた豪雨の影響で川が氾濫し、土砂崩れが発生するなどの被害が続いている。

バングラデシュ及びインド当局は、今回の豪雨により現在までに両国で42人が死亡したと集計している。彼らは溺死や土砂崩れによる埋没、感電などで命を失った。特に川が氾濫し堤防が崩壊したため、約500万人のバングラデシュ住民が孤立している状況である。

バングラデシュ災害管理省大臣のカムルル・ハサン氏は「28万5000人が緊急避難所で生活しており、約500万人の住民が被害を受けている」と説明した。

これに対し、バングラデシュ政府は孤立した住民に食料と緊急医療品を支援しており、被災者のために3000か所以上の避難所を開設し、600人以上の医療チームを配置した。

また、バングラデシュ第2の都市チッタゴンと首都ダッカを結ぶ高速道路が崩壊し、各種物流の移動に支障が生じており、ミャンマーからの難民約100万人が住むコックスバザール難民キャンプも大きな被害を受けた。

しかし、通信障害や道路崩壊などにより救助作業が難航している。

アジア・アフリカ貧困撲滅非政府組織(NGO) BRAC(バングラデシュ農村向上委員会)は声明を発表し、「過去30年間で最悪の洪水だ」とし、「全国に足止めされている人々がおり、雨が続いているため多くの地域でさらに状況が悪化することが懸念される」と述べた。

バングラデシュでは通常6月から9月にかけ、モンスーンの影響で多くの雨が降る。しかし、今回の洪水についてバングラデシュ人の多くは、上流地域であるインドのトリプラ州がダムを開放したため、下流のバングラデシュで洪水が発生したと主張している。

インド外務省は声明を出しこの主張を否定した。

インドとバングラデシュは、ヒマラヤ山脈から発源しベンガル湾に向かう54の河川を共有している。

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