ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん – アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』の著者であるロバート・キヨサキが、ビットコインの下落を警告している。年初にはビットコインが15万ドル(約2250万円)に達すると予想していた彼だが、現在はビットコインが5000ドル(約75万円)まで下がる可能性を危惧している。
ロバート・キヨサキは15日(現地時間)、X(旧Twitter)を通じて「2008年から始まった『万物バブル』が今や『万物崩壊』へと変貌している」と述べ、「簡単に言えば、金、銀、ビットコインを含むすべての資産が暴落するだろう」との見解を示した。
彼は「危機は2008年のグローバル金融危機時にFRBと財務省が世界的な大恐慌を防ぐために巨額の紙幣を刷ったことに端を発する」とし、「FRBと財務省の犯罪者たちは裕福な友人だけを救い、他の人々は見捨てている」と強く非難した。
キヨサキはビットコインの暴落が「投資家にとっては安く買えるチャンスになる」とし、「ビットコインの価格は5000ドルまで下がる可能性があるが、その後は10万ドル(約1500万円)から25万ドル(約3750万円)まで上昇する可能性がある」と述べた。
彼は「間違いなくできるだけ多くのビットコインを購入するつもりだ」とし、「他の資産も安値で購入する」と意欲を示している。
一方、アメリカ暗号資産取引所コインベースのデータによると、アメリカ東部時間の午後4時50分(西部時間午後1時50分)において、ビットコイン1枚の価格は前日比0.94%上昇し、6万6620ドル(約999万円)で取引されていた。
価格は一時6万7000ドル(約1005万円)を超え、6万7900ドル(約1018万5000円)まで上昇し、6万8000ドル(約1020万円)の水準に迫る勢いを見せた。