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2024年10月17日木曜日
ホームトレンド「ハゲる」ヘッドスピンによって引き起こされる頭皮の問題と危険性とは?

「ハゲる」ヘッドスピンによって引き起こされる頭皮の問題と危険性とは?

頭を床に付けて回転するブレイクダンスの動作であるヘッドスピンにより、頭頂部に腫瘍を形成する可能性があるという研究結果が示された。これまでヘッドスピンによる頭の腫瘍は十分に研究されていなかった。研究チームは「今回の事例はブレイクダンサーの頭皮の状態を知ることが重要であり、外科的介入が効果的な治療となる可能性があることを示唆している」と強調した。

14日(現地時間)ワシントン・ポスト(WP)によると、デンマークの神経外科医ミケル・ブンダガード・スコーティングとクリスティアン・バストループ・ションダーガードは、ブレイクダンスの「ヘッドスピン」動作によって頭に腫瘍ができた30代男性患者の事例を、最近医学ジャーナルに発表した。

研究結果によると、約20年間ヘッドスピンを行ってきたこの男性の頭頂部には厚さ1インチ(2.54㎝)の腫瘍ができていた。彼は約5年前に頭皮の脱毛を経験し、頭皮が脆くなると同時に小さなできものを見つけたが、その後もブレイクダンスを続けていたという。

最近になってできものが大きくなり、頭皮がさらに柔らかくなったため、病院を訪れた。頭皮と頭蓋骨の間にできものができており、MRI検査の結果、頭皮に腫瘍があることが判明した。彼は手術で腫瘍を除去したが、頭頂部に円錐形のこぶが残った。

先行研究でもヘッドスピンなどブレイクダンスの動作によってダンサーの頭に頭皮炎症やできものなどの症状が現れることが示されている。2009年発表された研究では、調査対象のブレイクダンサー106人のうち60.4%がヘッドスピンによって頭皮を傷めており、23.6%は頭に痛みのないできものができていることが分かった。

一方、ブレイクダンスは今年開かれたパリオリンピックでオリンピック競技として初めて導入され、注目を集めている。

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