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2024年11月22日金曜日
ホームニュースマクドナルドのハンバーガーから「O157」検出、集団感染により1人が死亡…株価一時急落

マクドナルドのハンバーガーから「O157」検出、集団感染により1人が死亡…株価一時急落

アメリカで「O157:H7」が検出されたマクドナルドのハンバーガーを食べ、高齢者1名が死亡し、少なくとも49名が腸管出血性大腸菌による食中毒を発症した。

複数の州の店舗で被害が報告されたことから、マクドナルドの株価は22日の取引終了後に急落した。

22日(現地時間)「CNN」などの現地メディアによると、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)はマクドナルドのハンバーガーメニューの1つである「クォーターパウンダー」に関連した病原性大腸菌による食中毒を調査していると発表した。

最初に被害が確認された先月27日から今月11日までの間に、コロラド、アイオワ、カンザス、ミズーリ、モンタナ、ネブラスカ、オレゴン、ユタ、ウィスコンシン、ワイオミングの全10州で被害が報告された。

最も被害が大きいのは死者を含む27人の感染者が発生したコロラド州で、ネブラスカ州が9人でそれに続いた。

CDCによると、すべての感染者が症状が出る前にマクドナルドで食事をしたと話しており、大半がクォーターパウンダーを食べたことがわかっている。

現時点で原因となった食材は特定されていないが、クォーターパウンダーには他のハンバーガーには使用されていないパティと細切りにした生の玉ねぎが含まれているため、それらに注目して経緯を調査しているとのことだ。

マクドナルドは調査の中でCDCに対し、食中毒が報告された州にある店舗からクォーターパウンダーに使われているタマネギとビーフパティをすべて撤去したと伝えた。

大腸菌に感染すると、激しい腹痛や下痢、発熱、嘔吐などの症状を起こす可能性がある。

特に5歳未満の児童にとっては急性腎不全を引き起こす可能性もある致命的な細菌だ。

実際に感染者のうち、児童1人が急性腎不全をともなう溶血性尿毒症症候群の症状を示したと報じられている。

1993年に発生し、児童4人が死亡した「ジャック・イン・ザ・ボックス」の集団感染で被害者側の代理人を務めた弁護士のビル・マーラー氏は「さらに多くの患者が発生する可能性がある」と話した。

一方、今回の事件の余波で、マクドナルドの株価は22日の取引終了後、時間外取引で一時7%近く急落した。

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