29日(現地時間)、米共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領の妻メラニア夫人は「彼はヒトラーではない」と強く主張した。
彼女はこの日、FOX TVの「フォックス・アンド・フレンド」に出演し、「人々が夫を支持するのは、米国の繁栄を見たいからだ」と述べた。
これまで米民主党はトランプ前大統領を「ヒトラー」や「ナチス」などの表現を用いて攻撃してきた。
メラニア夫人は「トランプは祖国を愛しており、すべての人々のために米国の繁栄を願っている」と強調した。
トランプ前大統領に対する2度の暗殺未遂に関して、彼女は「行動や場所を慎重に選び、常に警戒している」と述べ、「いつも夫に『幸運を祈る、気をつけて』と言っている」と語った。
また「暗殺未遂を除けば、今回の選挙戦は夫が当選した2016年と似た雰囲気だ」とし、「気分が良い」と述べた。
彼女は今回の大統領選で期日前投票ではなく、投票日当日に夫と共に投票すると語った。
メラニア夫人は今回の大統領選で選挙支援活動にほとんど参加していなかった。しかし、27日(現地時間)にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開かれた集会に参加し、この日を皮切りにトランプ前大統領への支援を開始した。
一方、自身の自伝でトランプ前大統領と異なり中絶権を支持したことについて、メラニア夫人は「世間の人々は私の立場を知らなかったが、夫は私たちが出会って以来、その問題に関する私の立場を知っている」と述べた。また「それは彼にとって大きな驚きではなかっただろう」と付け加えた。