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2024年11月22日金曜日
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またもや「これも中国の文化!」扇の舞は中国が起源?韓国の伝統舞踊を巡る文化論争が激化

中国のネットユーザーの間で、韓国の代表的な伝統舞踊である扇の舞(プチェチュム)を自国の文化だと主張する動きが広がり、物議を醸している。

5日、韓国・誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授がフェイスブック上で明らかにしたところによると、中国のSNS上で「韓国が扇の舞を盗用した」とする投稿と写真が拡散しているという。

また同教授は、最近中国・吉林省が石焼きビビンバを省級無形文化遺産に登録したことも挙げ、「中国は朝鮮族が中国国籍を持ち中国に居住していることを理由に、韓国固有の文化を自国のものとして取り込もうとする動きを見せている」と指摘した。

さらにソ教授は、昨年香港故宮博物館の公式SNSが韓服姿で扇の舞を踊る写真を「中国舞踊」(Chinese Dance)として紹介していた事例や、今年初めにNBAデンバー・ナゲッツの本拠地ボール・アリーナで「中国ダンスチーム」として韓服姿で扇子舞を披露したパフォーマンスがあったことを挙げた。

同教授によると、中国最大の検索エンジン「百度」でも、扇子舞を「中国民間伝統舞踊」と誤って紹介し続けているという。ソ教授は「韓国政府も毅然とした対応を取るべきだ」と訴えている。

扇の舞は韓国の伝統舞踊の一つで、1954年に著名な舞踊家のキム・ベクボン氏が初めてソロ舞踊として確立。1968年のメキシコオリンピックでは群舞として上演され、韓国を代表する舞踊作品として認知された。1992年には名作舞に指定され、2014年には平安南道の無形文化財第3号に登録されている。

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