ドローン撮影中に摘発された中国人留学生3人、追加撮影の疑い
携帯電話の解析で数百枚の軍事施設写真を発見
警察、中国公安との関与には言及せず
米空母を不法撮影した疑いで警察の取り調べを受けている中国人留学生3人、携帯電話から韓国の軍事施設の写真数百枚が発見された。
釜山地方警察庁は18日、釜山の海軍基地に入港中の米空母ルーズベルトをドローンで撮影した中国人留学生3人を調査中で、携帯電話のデジタル解析を進めていると発表した。解析の結果、携帯電話から韓国の軍事施設の写真数百枚を確認した。また、犯行期間中に韓国と中国を往来した出入国記録も確認された。
6月25日、中国人留学生3人が釜山南区龍湖洞(ヨンホ洞)の釜山作戦基地近くの丘陵でドローンを飛ばし、停泊中の米空母セオドア・ルーズベルト(10万トン級)を5分以上撮影した疑いで摘発された。警察は、彼らの撮影目的や追加撮影の有無などについて捜査を進めている。
一方、摘発された留学生らが中国公安とみられる連絡先を保存し、中国国内のSNSを通じて軍事施設に関する情報を共有していたという情報もある。警察はこの点について「現在捜査中のため、確認は難しい」との立場を示した。