27日(現地時間)、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、米国防総省が、ロシアによる韓国に対するウクライナ武器支援中止の要求を「一種のガスライティング」と批判したと報じた。
国防総省のパット・ライダー報道官は前日、「我々は北朝鮮とロシアの関係進展を懸念している」と強調した。ロシアのウクライナ武器供給問題に関する韓国への警告的発言を「ガスライティングだ」と批判した。
ガスライティングとは、相手を心理的に操作し混乱させ、判断力を鈍らせる心理的虐待の一種だ。
24日、ロシア国営メディアの「タス通信」は、アンドレイ・ルデンコ外務次官が「韓国製武器がロシア市民の殺傷に使用されれば、両国関係が完全に破壊される可能性があると韓国は認識すべきだ」と述べたと報じた。
ルデンコ次官は「我々は当然あらゆる手段で対応する。それは韓国の安全強化には寄与しない可能性が高い」と述べ、韓国に冷静な状況判断と「無謀な措置」の自制を求めた。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は7日の記者会見で、北朝鮮の軍派兵という新たな要因を踏まえ、従来の人道的・経済的なウクライナ支援の方針を変更し、殺傷能力のある武器の提供も検討する可能性を示唆した。