日本の公共交通機関を利用する女性たちを対象に、露骨に体臭を嗅ごうとした男性が痴漢の疑いで罰金刑を言い渡されたことが明らかになった。
28日(現地時間)、香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、京都の地下鉄で48歳の男性Aが、女子高生に体を密着させ、髪の匂いを嗅いだ容疑で警察に逮捕されたと伝えた。
警察は「Aはこれまでにも女子学生や若い女性を対象に、このような痴漢行為を長期間にわたって繰り返していた」とし、「地下鉄に設置された防犯カメラを通じて確認した」と明らかにした。この男性は現地でいわゆる『迷惑防止条例』に基づき起訴された。
日本の『迷惑防止条例』は軽犯罪処罰法を意味する。この条例は他人に不快感を与える行為を処罰できる法的根拠とされている。迷惑防止条例では、物理的な身体接触がなくとも痴漢行為として扱われる場合がある。他人に精神的な被害を与えるすべての行為が処罰の対象となり得る。
Aは取り調べに対し「後悔しているが、自分の行動が犯罪だとは思っていなかった」と述べ、「逮捕されるとは思わなかった」と供述したとされる。裁判所は先月、Aに対し40万円の罰金刑を言い渡したと伝えられている。