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2024年12月19日木曜日
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順風満帆かと思いきや…マスク氏に予期せぬ打撃!560億ドルのボーナス計画が無効に

順風満帆だったテスラのイーロン・マスクCEOが2日(現地時間)、予期せぬ打撃を受けた。

2018年、彼に支給予定だったCEOボーナスを無効としたデラウェア州の裁判所が、この日マスク氏の控訴を棄却したのだ。

同州の裁判所のキャスリーン・マコーミック判事は、以前マスク氏への巨額ボーナス計画が不適切であるとした自身の判決を改めて支持した。

マスク氏は米国の上場企業の経営者としては過去最大規模となる約560億ドル(約8兆3,963億円)のボーナスを受け取る予定だった。

しかし、一部のテスラの株主がこれを不当であると提訴し、問題が表面化した。

裁判所が提訴した株主側の主張を認めたにもかかわらず、テスラは昨年6月、テキサス州オースティンに移転した本社で定期株主総会を開き、2018年に支給が決定となったマスク氏へのボーナスを改めて承認した。

マコーミック判事は今回の判決文で「株主の投票が再承認の効果を持つ可能性はあるが、本件ではそれは適用されない」と明言した。

この日、マスク側の異議が認められなかった中で、マコーミック判事はマスク氏のボーナスに不満を抱き異議を申し立てたテスラの一部株主を代表する弁護団に対し、3億4,500万ドル(約517億円)の弁護士費用をもテスラ側が支払うべきだと判断した。

今回の敗訴により、マスク氏が同州の最高裁判所に上告するかどうかが今後の焦点となる。

今年1月、マスク氏はマコーミック判事が自身のボーナスを無効としたことを自身が所有しているSNS、Xで痛烈に批判した。この時、マスク氏は「会社をデラウェア州に設立してはいけない」と述べた。

本店所在地がデラウェア州だったテスラは、判決後に行われた株主投票により本店所在地をテキサス州に変更した。6月から本社の法的住所はテキサス州となっている。

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