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2024年12月05日木曜日
ホームニュース「子どもたちを助けて」犬肉店のケージに閉じ込められた母犬の必死の訴え、多くの人々の心を揺さぶる映像が話題に

「子どもたちを助けて」犬肉店のケージに閉じ込められた母犬の必死の訴え、多くの人々の心を揺さぶる映像が話題に

鉄柵越しに子犬を外に出そうとする母犬の痛ましい姿

最近、オンラインで生まれたばかりの子犬をケージの外に押し出そうとする母犬の姿を捉えた映像が公開され、多くの人々の心を痛めている。

今月1日(現地時間)、香港メディア「HK01」は、犬肉店の前を通りかかった際に出産したばかりの母犬がケージに閉じ込められている姿を発見したという中国人女性、フォンさんのエピソードを紹介した。

中国江西省在住のフォンさんは、犬肉店の前のケージの中で鳴いている犬を目にした。

近づいてみると、長期間閉じ込められていたのか、ぼさぼさに伸びきった毛で目が隠れている犬が、何かを口にくわえてフォンさんに近づいてきた。

その犬がくわえていたのは、生まれたばかりで毛もほとんど生えていない子犬たちだった。

母犬はその子犬たちを鉄柵の間から押し出そうとしていた。まるで「私の子どもたちを助けてください」と訴えているかのようだった。

何度も試みたものの、鉄柵の外に子犬たちを出すことができず、仕方なく子犬を降ろした母犬だったが、体を震わせながら鳴き続けていた。

フォンさんは「自分がもうすぐ死ぬことを悟り、せめて子犬たちだけでも救いたかったのだろう」と語った。

大きな衝撃を受けたフォンさんは、その痛ましい光景を前にして見過ごすことができなかった。

フォンさんは店に代金を支払い、母犬と子犬たちを救出した。その後、自宅に連れ帰ってきれいに洗い、ペットサロンでトリミングも施した。

フォンさんの家に戻ると、犬たちのための栄養価の高いドッグフードと快適なベッドが用意されていた。

フォンさんはペット飼育の経験がなく、責任を持てるか不安を感じたため、犬たちの新しい家族になってくれる人を探すべく、オンラインに映像を投稿した。

フォンさんが公開した映像を見たネットユーザーは、「どれほど怖くて辛かったかと思うと胸が痛む」、「犬肉業者の残酷さに怒りを覚える」、「子犬たちだけでも救いたかった母犬の気持ちが伝わってくる」、「犬肉市場や犬肉店対する監視が必要だ」といった声を上げ、犬肉店の非人道性を厳しく非難した。

「救出から2週間後、元の飼い主の元へ」

フォンさんは、犬たちを救出してから約2週間後、元の飼い主が急いで犬を迎えに来たと明かした。

飼い主は犬を失った後、ずっと探し続けていたという。映像では、犬が飼い主を見て尻尾を振り、喜ぶ様子が映し出されている。最終的に、その犬は飼い主のバイクに乗って家路についたという。

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