世界最大の暗号資産であるビットコインが5日、史上初の10万ドル(約1,499万円)突破を記録した。ドナルド・トランプ米次期大統領の当選後、約1か月間で50%以上の急騰を遂げた。この日、グローバル暗号資産情報プラットフォーム「コインマーケットキャップ」によると、ビットコインは午後3時時点で、前日比(24時間ベース)6.30%高の10万2,000ドル(約1,529万円)で取引されていたことが確認された。
ビットコインが10万ドルを超えた背景には、トランプ次期大統領が「ビットコイン大統領」として次期SEC委員長にアトキンス氏を指名し、「暗号資産に親和的な政策」を公式に示したことが影響している。
未来アセット証券デジタル資産ソリューションチームのイ・ヨンジェ上級マネージャーは、「ゲンスラー現SEC委員長体制下で、明確な規制フレームワークがないまま暗号資産市場が不透明な形で規制されてきたが、次期政権では大きな変革が期待されているため、ビットコインの上昇が続いている」と指摘している。