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2024年12月19日木曜日
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「ユン大統領が下した最悪の一手」韓国の非常戒厳令宣言により引き起こすかもしれない最悪のシナリオとは?

「最悪のシナリオは北朝鮮の侵略による第二次朝鮮戦争の勃発」

日本の情報機関出身の専門家は、ユン・ソンニョル大統領の非常戒厳令宣言について「ユン大統領の弾劾と政権交代の後、在韓米軍が撤収し、北朝鮮の南侵につながる可能性がある」と予測した。

7日、日本の政治・経済オピニオン誌『ウェッジ』の報道によると、安全保障専門ジャーナリストの吉永ケンジ記者は、最近のユン大統領による非常戒厳令宣言を「ユン大統領が下した最悪の一手」と評した。

吉永記者は「長年北朝鮮のスパイ活動を調査してきた筆者には、ユン大統領が戒厳令という最後の切り札を切った理由が推測できた」としながらも、「最高権力者が犯してはならない最悪の選択をした」と指摘した。

吉永記者は日本の防衛省、自衛隊、公安調査庁など安全保障関連部門に30年以上所属し、ヒューミント(人的情報源を通じた情報収集)の最前線で活動していた。その後、韓国の政治、軍事、情報機関、防衛産業を中心に学術研究と関連活動を続けているという。

彼は「北朝鮮のスパイとの30年にわたる対決経験から、韓国の進歩勢力の一部に北朝鮮の影響がある可能性を否定しない」としつつ、「その事実を考慮しても、非常戒厳令の宣言は行き過ぎた措置だ」と評価した。

3日夜に戒厳司令官に任命されたパク・アンス陸軍参謀総長が発表した布告については「その内容はユン大統領の意図を反映している」とし、命令の趣旨は「反国家勢力から自由民主主義と国民の安全を守ることだった」と説明した。

さらに「反国家勢力という表現は陰謀論的に映るかもしれないが、ユン大統領の非常戒厳令宣言ではより強烈な表現が繰り返されていた」とし、「(ユン大統領が)野党と反対勢力をどう認識しているかがよく表れている」と分析した。

吉永記者は最悪のシナリオとして、今回の騒動が「ユン大統領の弾劾・逮捕」→「アメリカでのトランプ政権、韓国でのイ・ジェミョン政権の発足」→「在韓米軍撤収」→「北朝鮮の南侵・第二次朝鮮戦争の勃発」へと発展する可能性を提示した。

彼は「今回の戒厳事態の影響は、このシナリオを単なる妄想として片付けられないほど大きい」とし、「当面は韓国情勢を注視し、その余波が日本と国際安全保障環境に及ばないことを願うしかない」と述べた。

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