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2024年12月19日木曜日
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量子コンピュータは「億り人」の夢を砕くのか?専門家が徹底解説する仮想通貨の「真の弱点」

「量子コンピュータが2億ウォン(約2,100万円)を突破しようとしているビットコインの足を引っ張るのでは」との声が上がっている。専門家らは数十年後の予測に過ぎないとして、その可能性に慎重な見方を示した。

15日、ニューシスの報道によると、ビットコインは11日にGoogleの新型量子コンピュータ開発のニュースを受け、一時4%急落した。量子コンピュータが仮想資産の覇者であると自負しているトランプ次期米大統領の効果を相殺する不安材料として浮上したためだ。

量子コンピュータは0と1で計算を行う従来のコンピュータとは異なり、0と1が同時に存在する状態まで計算できるため、複雑な計算を短時間で解決できるという特徴がある。特に、Googleが今回開発した量子チップ「Willow(ウィロウ)」を搭載した量子コンピュータは、10の24乗年、すなわち1秭年かかる問題をわずか5分で解決できるとされている。こうした量子コンピュータの進化がビットコインをはじめとする仮想資産システムを機能不全に陥らせるのではないかとの懸念も同時に浮上している。仮想資産の生成、取引、保管などがすべて暗号技術を利用して行われるためだ。

ただし、これは時期尚早な懸念だというのが専門家らの主な見解だ。量子コンピュータは因数分解など特定の演算は容易に行えるが、その他の演算は依然として処理が難しいという点が指摘されいている。また、量子コンピュータの発展速度に応じて、仮想資産もそれに対抗する耐性をつけるだろうとの見方も相次いでいる。

コビットリサーチのセンター長であるキム・ミンスン氏は「量子コンピュータがビットコインをはじめとする仮想資産の暗号体系を無効化するという話は、仮想資産業界に古くからある噂だ」とし、「ビットコインやイーサリアムの価格が高騰すればするほど、より注目を集める話題でもある。一部の投資家はWillowの発表を受けて『ビットコインの終焉だ』と思ったかもしれない」と述べた。

続けて「しかし、Willowはビットコインと仮想資産の直接的な脅威とはならない」とし、「量子コンピュータが数百万キュービットのレベルまで進化すれば、いずれ仮想資産の暗号体系を無力化させる可能性はあるが、これはあくまで数十年後の遠い未来に関する理論的な予測に過ぎない。量子コンピュータが発展するにつれて、仮想資産も量子コンピュータに対抗する『量子耐性(quantum resistance)』をつけていくだろう」と付け加えた。

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