21日(現地時間)イスラエル軍が停戦協議が合意に近づく中でも、ガザ北部への攻撃を再開し、現在も医療サービスを提供している数少ない病院の1つに対しても爆撃を行ったと、 パレスチナ自治区ガザ地区の保健省が発表した。
パレスチナ自治区ガザ北部のベイトラヒアにあるカマル・アドワン病院の責任者であるアブサフィヤ氏は「イスラエル軍は病院側に緊急の避難命令を宣告したが、タイミングが遅く、その時にはすでに激しい爆撃が始まっていたため、避難はほぼ不可能な状況だった」と述べた。
病院側によると、イスラエル軍は病院周辺に多数の爆発物や攻撃装置を配置して攻撃を行ったため、医療陣やスタッフ、患者たちは現在もなお恐怖に怯えているという。
イスラエル軍は10月5日から現在までガザ北部地域に対して大規模な軍事攻撃を継続している。
イスラエル軍は、今回の作戦の目的をハマスが軍事力を回復して再び勢力を拡大することがないよう、事前に防衛するためだと主張している。