4.4 C
Tokyo
2025年01月05日日曜日
ホームニュース重傷を負った北朝鮮兵士数名がウクライナ軍に拘束後死亡…拘束された北朝鮮人捕虜の人数は不明

重傷を負った北朝鮮兵士数名がウクライナ軍に拘束後死亡…拘束された北朝鮮人捕虜の人数は不明

27日(現地時間)ウクライナのゼレンスキー大統領は、重傷を負った複数の北朝鮮兵士がウクライナ軍に拘束された後に死亡したと発表し、中国が北朝鮮に影響力を行使すべきだと主張した。

この日、ゼレンスキー大統領はSNSに自身が演説する動画を投稿した。

その中で「本日、北朝鮮兵士数名に関する報告があった」とし、「我が軍の兵士は彼らを捕虜にすることに成功したが、彼らは重傷を負っており、蘇生は不可能だった」と語った。

北朝鮮人がウクライナ軍の捕虜となったケースは初めてと見られるが、拘束された北朝鮮兵士の人数については言及しなかった。

ゼレンスキー大統領は「北朝鮮軍の消耗は極めて深刻だ」とし、「ロシアも北朝鮮も北朝鮮兵士の生存にはまったく関心がない様子だ。彼らは最低限の防護で戦場に送り込まれている」と批判した。

前日にはウクライナ現地メディアが、ウクライナ軍の特殊部隊がロシア西部クルスク州での作戦中に北朝鮮兵士1名を捕虜にし、兵士の写真を公開したと伝えた。

この兵士も負傷が悪化し、捕虜となった翌日に死亡したとされている。

また、ゼレンスキー大統領は中国が同盟国である北朝鮮に影響力を行使すべきだと主張した。

「北朝鮮の兵士がなぜ欧州の戦場で命を落とさなければならないのか。これは北朝鮮の隣国であり、同盟国である中国が影響力を行使すべき問題だ」とし、「中国が戦争拡大に反対する立場を取るのであれば、平壌に真っ当な圧力をかける必要がある」と強調した。

一方、経済メディア「Bloomberg」によると、早ければ来月にもロシア軍がクルスク州で大規模な反撃に出る可能性があり、ロシアによる包囲を避けるため、ウクライナ軍は来年春頃にはクルスク州から撤退する事態も想定しているという。

米韓当局は、クルスク州では先週だけで北朝鮮軍に1,000人余りの死傷者が発生したとみている。

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

モバイルバージョンを終了