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2025年01月03日金曜日
ホームニューストランプ次期大統領、キャロル氏への性的暴行訴訟控訴審で敗訴…130億円を超える賠償命令に直面

トランプ次期大統領、キャロル氏への性的暴行訴訟控訴審で敗訴…130億円を超える賠償命令に直面

引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

ドナルド・トランプ米次期大統領が30年前の元コラムニストE・ジーン・キャロル氏への性的暴行に関する控訴審で敗訴した。

30日(現地時間)、ニューヨーク・マンハッタンの連邦高等裁判所は、キャロル氏がトランプ次期大統領を相手取って起こした性的暴行被害の損害賠償請求訴訟の控訴審で、トランプ次期大統領に500万ドル(約7億8,454万円)の賠償金支払いを命じた一審判決を支持した。

裁判所は「裁量権の濫用の有無を検討した結果、トランプ次期大統領は問題となった判決で、一審裁判所が誤りを犯したことを立証できなかったと結論づけた」と説明した。また、再審理を認められるためには、一審判決の誤りが彼の実質的な権利に影響を与えたことを証明する必要があるが、トランプ側はこの立証責任を果たせなかったと判断した。

キャロル氏は1990年代半ば、ニューヨーク・マンハッタンの高級百貨店バーグドルフ・グッドマンの試着室でトランプ次期大統領から性的暴行を受けたとして損害賠償請求訴訟を起こし、昨年5月に勝訴した。当時の陪審団によると、強姦の証拠は見つからなかったものの、トランプ次期大統領がキャロル氏に対して性的暴行を行った事実は認められると判断した。

一方、トランプ次期大統領はキャロル氏を知らず、キャロル氏が嘘をついていると主張し、性的暴行の疑惑を否定してきた。また、トランプ側の弁護団は一審裁判で事件を担当したルイス・カプラン判事が事件と無関係な証人および証拠を採用するなど、不適切な証言や証拠の影響を受けたと主張し、再審理を請求していた。

当時の裁判では、ジェシカ・リーズと米誌「ピープル」の元記者ナターシャ・ストイノフが証人として出廷し、トランプ次期大統領から性的暴行を受けた事実を証言した。また、トランプ次期大統領の下品な発言が録音された「アクセス・ハリウッド」の音声ファイルも裁判過程で証拠として提出された。

キャロル側の弁護士はこの日の判決について「当事者双方の主張を慎重に検討してくれた裁判所に感謝する」と述べた。しかし、次期ホワイトハウス広報局長に内定しているスティーブン・チョンはこの日の裁判所の判決について「アメリカ国民は司法制度の政治的武器化を即刻中止し、民主党が支援したキャロル氏の嘘を含む、すべての魔女狩りを速やかに却下することを求めている」と述べ、上告の意向を示した。

なお、トランプ次期大統領はキャロル氏が別途提起した名誉毀損による慰謝料請求訴訟でも敗訴し、キャロル氏に対して8,330万ドル(約130億7,060万円)の慰謝料支払いを命じられている。トランプ次期大統領はこの判決に対しても控訴している。

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