2024年、ビットコイン(BTC)を購入した投資家の平均収益率は約40%に達した。
4日(現地時間)、仮想通貨専門メディア「コインデスク」によると、昨年のビットコインの実現価格(市場全体の平均購入価格)は6万5,901ドル(約1,042万円)で、年末の市場価格9万3,000ドル(約1,471万円)を基準に、約40%の未実現利益を記録したと報じられている。
昨年のビットコインの実現価格は市場の底値形成に寄与し、弱気相場では下支えの役割を果たしたと評価されている。
特に、ビットコイン価格が実現価格を下回るには約31%の調整が必要であることから、強力な心理的サポートラインとして機能していると指摘されている。
また、昨年のビットコイン市場において注目すべき出来事の一つは、アメリカの現物ビットコインETF(上場投資信託)の導入だった。昨年1月11日のETF上場後、ビットコインの実現価格は市場の短期・中期の底値を形成し、投資家にとって重要な指標となった。この動きは、実現価格が単なる収益率分析を超えて、市場の重要な技術的サポートラインとして機能していることを示している。
2025年初頭のビットコインの実現価格は、約9万5,500ドル(約1,511万円)と算出されており、5日(韓国時間)午後5時時点でのコインマーケットキャップ基準で9万7,900ドル(約1,549万円)台と比較し、わずかな収益を記録していることがわかった。
コインデスクのアナリスト、ジェームス・ヴァン・ストラテン氏は「実現価格は投資家に市場動向を把握するための重要なデータポイントを提供する」とし、「特に下落相場においても堅固なサポートラインとして機能し、市場の安定性向上に寄与する」と説明した。