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2025年01月08日水曜日
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【NY株式市場】エヌビディアや半導体銘柄の急騰で上昇!ダウ工業株30種はわずかに下落

引用:UPI通信
引用:UPI通信

ニューヨーク証券取引所は6日(現地時間)、エヌビディアなどの半導体銘柄を中心に上昇した。

大型優良株30銘柄で構成されるダウ工業株30種平均のみわずかに下落し取引を終えた。S&P500指数とナスダック総合指数は3日連続で上昇した。

前日、台湾のアップル下請け企業フォックスコンが四半期決算発表で、人工知能(AI)サーバーを含むネットワーク部門の成長により売上が大幅に増加したと発表したことを受け、世界の半導体関連銘柄が上昇した。これが半導体銘柄、さらにはハイテク株を中心としたニューヨーク証券取引所の上昇を牽引した。

一方、M7ビッグテック銘柄は、テスラが終盤に上昇に転じたことで全銘柄が値上がりして取引を終えた。

2日連続の上昇

ダウを除けば全体的に好調だった。

ダウは、ハネウェルが2.1%、ナイキが1.8%、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が2.7%急落したため、わずかに下落した。前日比25.57ポイント(0.06%)下落し、4万2706.56ドル(約673万円)で取引を終えた。

一方、ハイテク株の上昇を受け、ナスダックとS&P500は2日連続で上昇した。

ハイテク株中心のナスダック総合指数は243.30ポイント(1.24%)上昇し1万9864.98ドル(約313万円)、大型株とハイテク株がバランスよく混在するS&P500指数は32.91ポイント(0.55%)上昇し5975.38ドル(約94万円)で取引を終えた。

半導体株の強気

フォックスコンがクラウド、ネットワーク装備部門の好調により四半期売上が15%増加したと発表したことを受け、世界の半導体関連銘柄が上昇した。

世界最大の半導体企業である台湾TSMCは50.00台湾ドル(4.65%/約241円)急騰し1125.00台湾ドル(約5,422円)で取引を終え、韓国のSKハイニックスは1万7,900ウォン(9.84%)急騰し19万9,800ウォン(約2万1,708円)に達した。

オランダの半導体製造装置メーカーASMLは59.80ユーロ(8.69%)急騰し747.80ユーロ(約12万1,834円)、ドイツのインフィニオン・テクノロジーズは2.28ユーロ(7.34%)上昇し33.28ユーロ(約5,467円)で取引を終えた。

フランスの半導体メーカーSTマイクロエレクトロニクスも1.85ユーロ(7.86%)急騰し25.32ユーロ(約4,160円)に達した。

米国の半導体関連銘柄も概ね大幅に上昇した。

エヌビディアは4.96ドル(3.43%/約782円)急騰し149.43ドル(約2万3,570円)で取引を終え、昨年11月7日以来約2か月ぶりに過去最高値を更新した。取引中に150ドル(約2万3,660円)を突破し、時価総額が3兆7,000億ドル(約583兆5,610億円)に達し、一時アップルと並んで時価総額の世界一位に立った。終値ベースの時価総額は3兆7,000億ドルのアップルに次ぐ3兆6,600億ドル(約577兆2,523億円)となった。

AMDも4.18ドル(3.33%/約659円)急騰し129.55ドル(約2万433円)に達し、カスタムAI半導体メーカーのブロードコムは3.86ドル(1.66%/約608円)上昇し236.41ドル(約3万7,287円)で取引を終えた。

エヌビディアにAI半導体用のHBM(高帯域幅メモリ)半導体を供給するマイクロン・テクノロジは9.39ドル(10.45%/約1,481円)急騰し99.26ドル(約1万5,655円)に達した。

ただし、マイクロンは昨年通年では1.4%下落しており、この日の急騰にもかかわらず、昨年以降の株価の成績は芳しくない。

テスラ、終盤に反発

M7ビッグテック銘柄は、テスラが終盤に上昇に転じたことで全銘柄が値上がりした。

テスラは0.61ドル(0.15%/約96円)上昇し411.05ドル(約6万4,822円)で取引を終えた。

アップルは1.64ドル(0.67%/約258円)上昇し245.00ドル(約3万8,636円)、マイクロソフト(MS)は4.50ドル(1.06%/約709円)上昇し427.85ドル(約6万7,472円)で取引を終えた。

アルファベットは5.08ドル(2.65%/約801円)急騰し196.87ドル(約3万1,047円)、アマゾンは3.42ドル(1.53%/約539円)上昇し227.61ドル(約3万5,895円)で取引を終えた。

メタ・プラットフォームズは25.57ドル(4.23%/約4,032円)急騰し630.20ドル(約9万9,385円)に達した。先月11日に記録した過去最高値632.17ドル(約9万9,696円)の更新まであと一歩となった。

フボTV、250%急騰

スポーツ中継に特化したオンラインストリーミング企業のフボTVは、ウォルト・ディズニーとのストリーミング事業提携を発表し、株価が250%超急騰した。

ディズニーが合弁事業の約70%の株式を保有するものの、合弁事業の名称はフボとし、経営もフボが担当することになり、株価が急騰した。

両社は合弁事業とは別に、既存の個別ストリーミングサービスを継続する。

ディズニーという強力な後ろ盾を得たフボは3.62ドル(251.39%/約570円)急騰し5.06ドル(約797円)に達した。

国際原油価格、6営業日ぶりに下落

国際原油価格は取引日ベースで6日ぶりに下落した。昨年12月27日以来初の下落となる。

これまでの上昇に伴う利益確定売りが原油価格下落の背景とされている。

国際原油の指標となるブレント原油の期近物である3月渡しは前日比0.21ドル(0.27%/約33円)下落し、1バレル=76.30ドル(約1万2,031円)で取引を終えた。

米国産原油の指標となるウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油の期近物である2月渡しも0.40ドル(0.54%/約63円)下落し、1バレル=73.56ドル(約1万1,599円)で取引を終えた。

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