暗号資産(仮想通貨・コイン)の代表格であるビットコイン(BTC)が6日(韓国時間)午後に10万ドル(約1,583万円)突破を目前に控える中、同時に上昇している有力アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の動向にも注目が集まっている。
ビットコインは過去2週間続いた下落傾向から脱し、再び上昇基調に転じた。これに伴い、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ソラナ(SOL)など主要アルトコインも軒並み上昇し、好調な展開を見せていると伝えらた。
仮想通貨市況プラットフォーム「コインマーケットキャップ」によると、同日午後4時時点で仮想通貨市場の総時価総額は0.97%増の3兆5,400億ドル(約559兆4,424億円)を記録し、取引高も7.27%増の937億ドル(約14兆8,078億円)に達したと報じられている。
市場心理を表す「恐怖と強欲指数」は60を記録し、強欲心理が優勢な状況を示している。この数値は、投資家が仮想通貨市場への信頼を取り戻し、積極的な買い姿勢を見せていることを示唆していると分析されている。
同時刻、ビットコインは9万9,550ドル(約1,573万円)で取引され、前日比1.13%上昇した。24時間の最安値は9万7,291ドル(約1,537万円)、最高値は9万9,853ドル(約1,578万円)を記録した。時価総額は1兆9,700億ドル(約311兆2,896億円)、取引高は276億ドル(約4兆3,612億円)を超えたと報じられている。
「ソソバリュー(SoSo Value)」によると、ビットコインETFの週間資金流入額は2億4,400万ドル(約385億円)を記録し、機関投資家からの資金が継続的に市場に流入している状況だと伝えられている。
主要アルトコインも軒並み上昇している。
イーサリアムは同時刻に3,660.06ドル(約57万円)で取引され、24時間で0.75%上昇した。リップルは0.21%高の2.41ドル(約380円)、ソラナは0.76%上昇の215ドル(約3万3,976円)を記録したと報じられている。
ブロックチェーン専門のベンチャーキャピタル、プレイスホルダーのクリス・バーニスケ氏は、自身のX(旧Twitter)アカウントで「ビットコイン、イーサリアム、ソラナは時期を問わず強い動きを見せてきた。特にここ数週間、投資家のリスク選好姿勢が強まっている点も好材料だ。これはミームコインのような高リスク資産にとっても良いシグナルだ」と語った。
専門家たちは、ビットコインの10万ドル(約1,580万円)突破の可能性と主要アルトコインの上昇傾向が、今後の市場の強気相場継続を示唆していると分析している。