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2025年01月09日木曜日
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ロシア・ウクライナ戦争に派兵された北朝鮮軍、ドローン攻撃を避けるため民家に潜伏

「ドローンの恐ろしさがよくわかる」

北朝鮮軍、住民を追い出し民家に避難

 引用:テレグラム
 引用:テレグラム

ウクライナが占拠したクルスク地域でロシア軍を支援するために派兵された一部の北朝鮮兵士が、ドローンを避けるため住民を追い出し民家に潜伏したとの情報が浮上した。ウクライナ軍のドローン攻撃により北朝鮮軍が甚大な被害を受けているとの証言も相次いでいる。

米国の自由アジア放送(RFA)によると、6日(現地時間)、ウクライナ戦争の状況を伝えるオンラインチャンネル「インフォームネプラム(InformNaplam)」は、テレグラムで「北朝鮮軍がロシアのクルスク・マフノフカの住民を家から追い出し、その家を隠れ家にした」と伝え、関連映像を公開した。

ドローンで撮影されたこの映像では、赤い服を着た住民2人が家の外に出た後、北朝鮮軍とみられる人物と会話をしている。その後すぐに、北朝鮮軍と推測される人物は住民を家の外に残したまま家の中に入っていく。

インフォームネプラムは「高齢者たちは厳しい寒さの中に放置された」とし、「北朝鮮軍は住民の家を避難所として使用している」と主張した。また、映像に映る人物がロシアの国営メディアが主張する「ブリヤート人」ではなく北朝鮮軍であることを確認したと伝えた。

映像の真偽は確認されていないが、ウクライナ第8特殊作戦連隊のミハイロ・マカルク作戦軍曹も関連映像を見ており、事実を主張したことをRFAは報じている。

映像に登場するマフノフカ地域は、現在ウクライナ軍とロシア軍が激しい戦闘を繰り広げている場所として知られている。ここに派兵された北朝鮮軍は、先日3日から4日の2日間で1個大隊が全滅したとも伝えられている。

先にウクライナ国防省情報総局(HUR)は、派兵された北朝鮮兵士がウクライナ軍のドローン攻撃に無防備にさらされ士気が低下し、酒に酔っ払う事例が多発していると主張した。

また、北朝鮮軍の高級将校が甚大な兵力損失の原因を調査するためにロシアのクルスク州に派兵されたとの報道もあった。

これに関連して、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は4日、ウクライナ軍総司令官の報告を引用し、「クルスク州マフノフカ村で戦闘が行われ、ロシアは北朝鮮軍歩兵とロシアの空挺部隊からなる1個大隊を失った」と述べた。また米国のポッドキャストとのインタビューで、「(北朝鮮軍)1万2,000人以上が到着し、今日までに3,800人が死傷した」と語った。

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