ドナルド・トランプ次期米大統領が習近平(シー・ジンピン)中国国家主席とすでにコミュニケーションを取っていると明かした。
7日(現地時間)、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、トランプ氏は前日、保守系ユーチューバーのヒュー・ヒューイット氏との電話インタビューで習主席との関係について「我々はすでに対話している。彼らの代表団を通じて話し合ってきた」と述べたと伝えた。
トランプ氏は「習主席をうまく扱えるか」という質問に「そうだ」と答え、「彼ら(中国)の経済は現在あまり良くない。彼らは我々を非常に必要としている」と言及した。
さらに「私は(習主席と)コロナ禍以前、非常に良好な関係を維持していた」とし、「非常に堅固で強力かつ親密な関係だった」と付け加えた。
中国の郭嘉昆(カクカコン)外交部報道官は7日の定例会見で関連質問に対し「(トランプ氏の発言を)重視する」と答え、両者のコミュニケーションを否定しなかった。
郭報道官はまた「米中は様々な手段を通じてコミュニケーションを維持してきた」とし、「中国は相互尊重、平和共存、互恵協力の原則に基づき米国と協力し、米中関係の安定的で健全かつ持続可能な発展を推進する準備ができている」と強調した。
これらの発言は、トランプ氏と習主席間のコミュニケーションが非公式に確認されたものと解釈される。
これまでトランプ氏は習主席とコミュニケーションを取っていると述べてきたが、中国側が二人の対話及び非公式チャネルの存在を確認したのは今回が初めてだ。