スーダンの首都近郊で、20か月以上続く内戦の中、無差別砲撃により少なくとも120人が死亡したとAFP通信が14日(現地時刻)報じた。
現地の救援ボランティア活動家ネットワークの一部である「オンバダ緊急対応室」は、前日、首都ハルツームの衛星都市オムドゥルマン西部で砲撃により、多数の民間人が犠牲になったと発表した。
同団体は、初期集計で120人の死亡を確認し、医療品不足のため、多くの負傷者の治療に苦慮していると伝えた。攻撃の背後については、明らかになっていない。
スーダンでは昨年4月15日、政府軍と準軍事組織の即応支援部隊(RSF)との武力衝突が勃発して以来、流血の事態が続いている。
この紛争により、これまでに全国で2万4,000人以上が死亡し、暴力を避けて避難した人々は1,400万人を超えた。このうち、約330万人がチャド、エジプト、南スーダンなどの周辺国に逃れたと推定される。
国連児童基金(UNICEF)は、今年スーダンで5歳未満の子供320万人が、急性栄養失調に直面する恐れがあると警告した。