ドナルド・トランプ米大統領は3日(現地時刻)、中国と24時間以内に対話すると明らかにした。これに先立ち、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領との交渉を通じて、メキシコに4日から課す予定だった25%の関税を1か月間猶予することを決めた後、このように述べた。
海外メディアによると、トランプ大統領はこの日、ホワイトハウス執務室で記者団に対し、「誰も関税から逃れられない」とし、中国も例外ではないと断言した。トランプ大統領は中国と「おそらく24時間以内に対話することになるだろう」とし、中国がパナマ運河に介入できないようにすると述べた。
彼は4日から中国製品に課す予定の10%の追加関税は、単なる始まりに過ぎないと強調した。トランプ大統領は「対中関税は、先制の一撃(opening salvo)だ」とし、和解がなければ関税はさらに引き上げられると述べた。
中国が麻薬性鎮痛剤フェンタニルやパナマ運河問題について、米国が満足する回答を出さなければ、追加関税率がさらに引き上げられるという警告だ。
トランプ大統領は先に、メキシコから譲歩を引き出した後、関税を一時的に1か月間猶予することを決めた。彼はシェインバウム大統領と電話会談し、両者が交渉を継続することで合意したとし、この交渉が進行する1か月間、メキシコに課す予定だった25%の関税は猶予されると述べた。
シェインバウム大統領は米国との国境に国境警備隊1万人を即座に増強し、米国へのフェンタニルや不法移民者の流入を阻止すると発表した。
またトランプ大統領は、カナダのジャスティン・トルドー首相とも会談したが、成果はなかったようだ。トランプ大統領はトルドー首相と「良好な会談」を行ったと述べた。しかし、「カナダは我々を公平に扱っていない」と発言し、両国首脳間の電話会談でトランプ大統領が望む回答が得られなかったことを示唆した。トランプ大統領は3日の午後、再びトルドー首相と電話会談を行う。