ホーム ニュース 食べ物には「反日」なし?韓国の食卓に日本産品が続々、処理水騒動後も輸入20%増

食べ物には「反日」なし?韓国の食卓に日本産品が続々、処理水騒動後も輸入20%増

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韓国が昨年日本から輸入した農水産物と食品の輸入額が、前年比約20%増加したことが明らかになった。

農林水産省が4日に発表した「2024年の農林水産物・食品の輸出実績」報告書によると、韓国は昨年1年間で日本から農水産物と食品を総額911億円も輸入した。これは前年比19.8%増加した数値だ。韓国は米国(2,429億円)、香港(2,210億円)、台湾(1,703億円)、中国(約1,681億円)に次ぐ日本の食品輸出先の第5位の地位を維持した。

2023年8月の福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出を巡る論争にもかかわらず、韓国の日本産食品の輸入は2023年も前年比14.1%増加した。日本の昨年の農林水産物・食品の輸出額は、前年比3.7%増の1兆5,073億円となり、12年連続で過去最高を更新した。

農林水産省は、海外での日本食人気の高まりを背景に輸出増加が続いていると分析している。ただし、かつて日本産水産物の最大輸入国だった中国が福島処理水放出に抗議して、日本産水産物の輸入を全面的に停止したため、増加幅は相対的に少なくなった。政府は農水産物・食品の輸出額を今年2兆円、2030年までに5兆円に拡大する目標を掲げている。

江藤拓農水大臣はこの日の記者会見で「円安なので輸出額の数字だけでは喜べない」としつつ、「輸入を停止している中国などに、今後も輸入再開を強く求めていく」と述べた。

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