ウクライナの情報局長は、ロシアに派遣された北朝鮮軍がまだロシアのクルスクで戦闘中だと明らかにした。
先月31日(現地時間)、米軍事専門メディア「ウォーゾーン(TWZ)」は、ウクライナ国防省情報総局(HUR)のキリーロ・ブダノフ局長が同日、「北朝鮮軍は依然としてクルスク最前線で戦闘を続けている」と述べたと報道した。
ブダノフ局長は、ここ数日間で北朝鮮軍側に多くの死傷者が出ており、そのため彼らの活動が減少していると説明。さらに「実質的な変化があるのか、それとも一時的な活動の低下なのかを確認するには、もう少し様子を見る必要がある」と語った。また、「報道内容は誤りだ」と指摘し、自身の発言が、北朝鮮軍に多くの死傷者が出て前線から撤退したとする以前の報道と矛盾していることを付け加えた。
一方、ウクライナの特殊作戦軍のオレクサンドル・キンドラデンコ報道官は、ロシアのクルスク地域で「3週間にわたり北朝鮮軍の存在が確認されていない」と述べ、「彼らは大きな損失を被ったため、撤退せざるを得なかったのだろう」との見解を示していた。