![引用:聯合ニュース](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2023-0328/image-26fb5504-ace4-4cdc-90bf-ebf5f30cadcb.jpeg)
石破茂首相は、ドナルド・トランプ大統領の支持を得るためにさまざまな努力を重ね、その結果、日米首脳会談が実現し、重要な成果を挙げた。
9日(現地時間)の報道によれば、石破首相は首脳会談でトランプ大統領に特注の「金の兜」を贈呈した。トランプ大統領は金を好むことで知られ、ニューヨークのトランプタワーや専用機、ゴルフ場のクラブハウスなどに金色の装飾が施されている。そのため、石破首相は鳥取県の伝統工芸職人に依頼し、金で兜を制作させたという。侍の兜は日本文化において勇猛さと名誉を象徴するもので、今回の作品は「永遠の兜」と名付けられた。この贈り物は、トランプ大統領にとって政治的な象徴としても重要な意味を持つ。
過去にも、日本の首相が米大統領に贈り物をした例があった。安倍晋三元首相は、トランプ大統領就任直後に名前が刻まれたゴルフドライバーを贈り、親交を深めた。石破首相はこの戦略を踏襲し、より象徴的な贈り物を選んだとされている。外務省は、贈り物のデザインに関し、実際に着用可能で金色を多く使用するよう求めたという。政府関係者によれば、「今回の贈り物は、アメリカの人気ドラマ『SHOGUN 将軍』ブームとマッチしており、トランプ大統領だけでなく、彼の孫たちも楽しめるプレゼントだ」と述べた。
石破首相は「トランプ研究」を通じて、安倍元首相が築いた日米関係を分析し、首脳会談の準備を進めた。安倍元首相はトランプ政権時代に30回以上の首脳会談を行い、その中で「ゴルフ外交」を駆使したことが今でも語り継がれている。石破内閣はこのアプローチを引き継ぎ、新たな方法でアメリカとの関係強化に取り組んでいる。
トランプ大統領は再び「米国第一主義」を強調しており、日本の対応戦略は国際社会の注目を集めている。石破内閣は、アメリカ国内の製造業復興や保護貿易強化を推進するトランプ大統領の姿勢に合わせ、経済的貢献策を調整している。具体的には、トヨタ、ホンダ、ソニーなどの大企業がアメリカ国内での工場新設や研究開発(R&D)投資の拡大を進めている。
日米首脳会談の冒頭で、トランプ大統領は、孫正義ソフトバンク会長が人工知能(AI)分野に5,000億ドル(約76兆69億円)の投資を約束したことを挙げ、日本がアメリカに多くの投資を行っているパートナー国であることを強調した。
なお、トランプ大統領は石破首相に写真集を贈呈した。この写真集の表紙には、トランプ大統領が昨年の大統領選挙演説中に銃撃を受けた直後、壇上で聴衆に向かって拳を挙げる有名なシーンが収められている。