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インドネシア駐在の中国大使館が抗議「60人以上が金品を強奪された」
インドネシアのジャカルタ国際空港で、入国管理局職員が中国人旅行者から金品を奪った疑いがあり、30名の職員が解雇された。
10日(現地時間)、シンガポールの「ザ・ストレーツ・タイムズ」によると、インドネシア移民局はスカルノ・ハッタ国際空港の職員30名を解雇したと発表した。
インドネシア移民局のアグス・アンドリアント局長は、「職務怠慢と名誉毀損により職員30名を解雇し、金品強奪事件に対して厳正に対応する」と述べたが、奪われた金品の詳細には言及しなかった。
当局は予防措置として、空港の入国管理検問所に中国語・英語・アラビア語で「金銭を渡さないように」と警告する掲示板を設置し、乗客と入国管理局職員の接触を減らすため、自動入国審査ゲートを増設した。
先月21日、駐インドネシア中国大使館はインドネシア当局に書簡を送り、スカルノ・ハッタ国際空港の入国管理局職員が、中国人60人以上を相手に少なくとも44件の金品を奪ったことを抗議した。
また、昨年2月から今年1月にかけて金品を奪われた中国人旅行者が、インドネシア政府の支援を受け、合計3,280万ルピア(約30万7,859円)の現金を取り戻したと報告された。
中国大使館は「多くの中国人旅行者が切迫した日程や入国時の報復を恐れ、不満を訴えず、今回の事件は氷山の一角に過ぎない」と述べた。
インドネシアでは、政府職員による外国人からの金品強奪事例が後を絶たない。昨年12月には、インドネシアを訪れたマレーシアの観光客45人に対し、警察官が薬物検査を強要し、金銭を支払わなければ起訴すると脅して金銭を受け取る事件が発生した。
この結果、34人の警察官が解雇または降格処分を受けた。