空中で倒れた機長…副操縦士の冷静さが乗客の命を救う
![引用:イージージェットウェブサイト](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2024-0164/23311655.jpg)
イギリスの格安航空会社の旅客機で、飛行中に機長が意識を失い倒れる事態が発生した。幸い副操縦士が操縦を引き継ぎ、無事に緊急着陸を成功させた。
10日(現地時間)、アメリカの「ピープル」などの報道によると、この事態は8日、エジプトのフルガダを出発しイギリスのマンチェスターへ向かう、イージージェットEZY2252便で起きた。
イージージェット側は「機長が飛行中に医療的な緊急事態に陥った」と説明。「副操縦士がギリシャ・アテネに緊急着陸させた」と明かした。「副操縦士は標準運航手順に従って着陸を遂行。アテネ着陸後、直ちに救急隊の対応を受けた」という。
当時搭乗していた乗客の1人は、イギリスのメディア「マンチェスター・イブニング・ニュース」に「離陸から2時間後、客室乗務員が機内の前方へ走っていくのを見て、何か異常が起きたと気づいた」と語った。
続けて「最初は、乗客の具合が悪くなったのかと思った」とし「医療訓練を受けた人がいるか尋ねた後、『機長の容態が悪化し、応急処置が必要』との案内があった。我々は動揺し始めた。着陸過程は非常に荒く、揺れが激しかった」と振り返った。
この旅客機に乗っていた乗客らは、その日の夜ホテルで1泊し、翌朝再び飛行機に搭乗した。
イージージェット側は「混乱を最小限に抑えるよう最善を尽くした。乗客にはホテルの宿泊と食事を提供した」と説明。さらに「ご不便をおかけし申し訳ない。ご理解いただき感謝する」と付け加えた。