![引用:朝鮮中央通信](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2023-0328/image-bb27f8ee-3460-426a-a557-a57e2ff8f5d0.jpeg)
北朝鮮は、米国の原子力潜水艦(SSN)「アレキサンドリア」の韓国釜山(プサン)入港を「変わりようのない米国の対朝鮮敵対政策の集中的表現」とし、「安全保障上の懸念に対する露骨な無視」と強く非難した。
12日、韓国の国防省や統一省などによると、前日朝鮮中央通信を通じて北朝鮮国防省報道官は「これ以上の不安定を引き起こす挑発行為を直ちに中止するよう強く警告する」とし、「国家の安全と利益、地域の平和を守るためのあらゆる手段を講じる準備ができている」と威嚇した。
通信はさらに、「我々は横暴な敵国との対決構図で一歩も引かない」とし、「朝鮮半島を取り巻く地域の緊迫した軍事的対峙状況を実際の武力衝突に追い込む、米国の危険極まりない敵対的軍事行動に重大な懸念を表明する」とも述べた。
報道官は、「我々は敵に対する行動と対応方法をより明確にする」とし、「共和国軍は地域の安全環境を脅かす根源に対する抑止行動を実行し、挑発者を懲罰するための正当な権利をためらうことなく行使する」と強調した。北朝鮮は米軍の主要戦略資産の朝鮮半島展開や韓米合同訓練に敏感に反応し、自国の核武装の正当化の根拠としてきた。
韓国国立外交院のバン・ギルジュ教授は、「北朝鮮は過去にも戦略核潜水艦ではなく、攻撃型潜水艦の韓国訪問にも反発してきたが、今回の反応は通常の公式声明を超え、交渉の余地も念頭に置いているようだ」と指摘した。
続けて、アレキサンドリアは核兵器を搭載していない攻撃型潜水艦で、主要武装は通常型兵器である潜水艦発射巡航ミサイル(SLCM)「トマホーク」だ。特に核兵器を搭載していない潜水艦を対象に「新たな核能力と自衛力の強化措置」が必要だと具体的に反発したことは、通常の反発を超えて交渉の可能性を示唆する側面がある」と指摘した。
バン教授は、「北朝鮮はロシア・ウクライナ戦争やパレスチナ・ガザ地区だけでなく、交渉の前線がパナマ運河やグリーンランドにまで拡大していることを注視しながら、トランプ流の交渉が世界各地で進行しているのを目の当たりにしているだろう」とし、「したがって北朝鮮は、米国が自国を対象に交渉を提案する前に『核保有国の既成事実化』を通じて交渉力を最大化するため、既存の反発パターンに交渉の要素を追加し、反発の頻度を増加させる方式で攻勢に出ている」と分析した。
特に日米首脳会談で「北朝鮮の非核化」という目標が維持されたことに、自国の交渉力が低下することを懸念し、その対抗措置として北朝鮮の核保有を既成事実化しようとする計算もあると評価した。
バン教授は、「北朝鮮がこのような計算を働かせていることに注意を払い、『北朝鮮の非核化』目標に関する協調が弱まらないよう、14日に開幕するミュンヘン安全保障会議で韓国は積極的に米国と二国間外交を展開すべきだ」とし、「北朝鮮の非核化目標とともに、北朝鮮の核に対する抑止力維持のための協調も再確認すべきだ」と提言した。
![引用:聯合ニュース](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2023-0328/image-e6352b4b-9f50-4ee6-9242-b0f66a64e167.jpeg)