
ユネスコ世界遺産に登録され、日本を代表する城の一つである兵庫県の姫路城の入場料が、来年3月1日から引き上げられる。現在1,000円の入場料を、姫路市民を除き2,500円に改定する方針を決定した。
市民の入場料は据え置き、18歳未満は市内外を問わず無料とする。現在、小中高生は300円を支払う必要がある。姫路市は、関連条例の改正案を市議会に提出する予定で、値上げによる収益はデジタル展示物の導入や城の維持管理に充てる方針だ。
当初、市は外国人のみを対象とした入場料の引き上げを検討していたが、市議会の反対などを受けて断念した経緯がある。
また、大阪城や長野県の松本城も、今年4月から入場料の引き上げを予定している。