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天皇陛下は23日、65歳の誕生日を迎え、平和の尊さを次世代に伝えていくことの重要性を述べた。
読売新聞などによると、天皇陛下は22日の記者会見で、戦後80年を迎えるにあたり、日本と日本国民統合の象徴として、先代の思いを受け継ぎ、常に国民を思い寄り添いながら、象徴としての責務を果たしていく意向を示した。また、日本の発展の礎を築いた人々の努力を深く考え、平和の尊さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会となることを願うと語った。
天皇陛下は今年、沖縄や広島、長崎を訪れる予定だ。皇族の減少については「皇室の将来にも関わる問題」としつつも、具体的な制度改善策には言及しなかった。
この日、天皇陛下は皇居で開かれた誕生日祝賀行事に出席した。大雪の被害を受けた人々を見舞い、全国各地のすべての人に温かい春が訪れることを祈念した。また、新型コロナウイルスの影響で中断されていた祝賀宴に5年ぶりに臨み、在日各国大使から祝福を受けた。