
アップルが来年中にスマートフォンを本のように折りたためるフォルダブルiPhoneを発売するとの予測が出ている。フォルダブルスマートフォンの限界だとされる画面の折り目を見えなくした外観が披露されると見られる。販売価格はサムスン電子のGalaxy Z Foldシリーズを上回る可能性があるという。
7日、複数のIT専門メディアによると、アップルは来年中に第1世代フォルダブルiPhoneを発売する見通しだ。Phone Arenaや91mobilesなどは、アップル専門アナリストのミンチー・クオ氏の情報として、早ければ来年第4四半期に「iPhone Fold」の生産が始まる可能性があると伝えた。
アップルは今年の第2四半期中にiPhone Foldの仕様を確定するとの見方も示された。本格的な量産が始まれば、来年だけで300万〜500万台が出荷される予測だ。
第2世代フォルダブルiPhoneは2027年後半に発売されると予想される。同年には第1世代と第2世代を合わせて約2,000万台が出荷されるとも言われている。
業界では当初、上下に折りたたむクラムシェル型のフォルダブルiPhoneが登場するとの見方もあった。
第1世代製品はフォルダブルスマートフォンの課題である画面の折り目をなくすと見られている。
最新の情報によると、フォルダブルiPhoneは7.8インチの内部ディスプレイと5.5インチの外部ディスプレイを搭載。折りたたんだ状態での厚さは9〜9.5mm、展開時は4.5〜4.8mmと予想されている。
チタン合金ケースで軽量かつ高い耐久性を実現し、ヒンジにはステンレス鋼とチタン合金を組み合わせる。顔認証でロック解除する「Face ID」の代わりに、側面に「Touch ID」を搭載。これは端末の厚さの制約によるものとみられる。AIチャットボットを利用できる新たなAI機能も搭載される見込みだ。
販売価格は現時点で「超高価」になる可能性が高い。第1世代は2,000〜2,500ドル(約29万4,630〜36万8,288円)を超える可能性があるという。
Galaxy Z Fold6と比較しても高価となる。Galaxy Z Fold6は256GBモデルが222万9,700ウォン(約22万7,031円)、512GBモデルが238万8,100ウォン(約24万3,160円)で発売された。1TBモデルも270万4,900ウォン(約27万5,417円)とフォルダブルiPhoneの予想価格を下回る。
ミンチー・クオ氏は、フォルダブルiPhoneが期待に応える性能と外観を備えれば、忠実なアップルファンの間で需要を喚起できるとの見方を示した。