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2024年11月22日金曜日
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ロシア、キューバに向けてミサイル訓練実施…世界の注目集まる

ロシアがアメリカと隣接するキューバのハバナ港に向かう大西洋で、海軍フリゲート艦と原子力潜水艦によるミサイル訓練を実施した。

ロイター通信は11日(現地時間)に、ロシア国防省は、キューバに向かっている原子力潜水艦「カザン」(Kazan)とフリゲート艦「ゴルシコフ」(Gorshkov)が、敵艦艇を狙ったミサイル発射の模擬訓練を行ったと発表したと伝えた。

ロシアの訓練には、空襲に対する防衛におけるゴルシコフの利用と、約372マイル(600km)以上離れた位置にある仮想の標的に向けた精密ミサイルを発射するコンピュータシミュレーションなどが含まれていた。

ゴルシコフは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が誇らしげに強力だと宣伝している技術であるジルコン超音速巡航ミサイルが搭載されている。

音速の9倍の速度で飛行し、現在のミサイル防衛システムを無力化する能力を持つジルコンミサイルは、約621マイル(1000km)以上の範囲で巡洋艦、フリゲート艦、潜水艦に配備され、敵艦隊と陸上目標の両方を攻撃できる。

海上訓練を行ったロシア海軍部隊は、2隻の補給船を伴ってキューバの首都ハバナ港へ向かった。

キューバ側は、今回の入港はロシアとキューバの歴史的な友好関係を象徴するもので、実際には核兵器が搭載されておらず、周辺地域に脅威をもたらすものではないと説明した。

しかし、ウクライナ戦争をめぐる緊張が高まる中、アメリカからわずか約112マイル(180km)のキューバに核搭載可能な軍艦を率いて入港したロシアの動きに世界が注目している。

アメリカ側は「米海軍は今回の行動を脅威とは捉えていないものの、訓練演習を厳重に監視していく予定だ」と述べ、この訓練を「ロシアが依然として世界的な軍事力を保有していることを示す行動」と解釈した。

一方、アメリカのCNN放送によると、ロシア船は、キューバへ向かう途中、近くのクルーズ船からカメラに捉えられた。ロシア海軍艦艇は今月12日から17日までキューバに滞在する予定だ。

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