「亡くなった母が父を守ってくれたのだ」と、米トランプ前大統領の長女イヴァンカ・トランプ氏が、15日(以下、日本時間)自身のソーシャルメディアX(旧ツイッター)アカウントを通じて明かした。また、「今日は2年前に母が世を去った日だ」と付け加えた。
トランプ前大統領は前日(14日)、米ペンシルベニア州バトラーで開かれた集会で演説中に銃撃を受けた。トランプ前大統領は右耳をかすめる銃弾を受け、軽傷を負った。
しかし、この過程で銃を撃った犯人が現場で射殺され、集会に集まった人々の中で1人が犠牲になり、2人が負傷した。米CNNは、「イヴァンカ氏はSNSを通じて『私は毎日、母を恋しく思い、家族や友人の安全のために祈っている』と書き込んだ」と報道した。
イヴァンカ氏の母、チェコ出身のイヴァナ氏はトランプ前大統領の最初の妻で、トランプ前大統領と出会った当時はモデルとして働いていた。イヴァナ氏は1977年トランプ前大統領と結婚し、イヴァンカ氏を含むドナルド・ジュニア・トランプ氏、エリック・トランプ氏という2男1女をもうけた。
彼女は1992年トランプ前大統領と離婚した。以降、トランプ前大統領はマーラ・メイプルズ氏と再婚したが、二人の結婚生活は長くは続かなかった。トランプ前大統領は、スロベニア出身で、イヴァナ氏同様モデル経歴を持つメラニア夫人と2005年3度目の結婚をしている。
メラニア夫人は、アメリカ第6代目の大統領ジョン・クィンシー・アダムスの妻であるルイザ・アダムス夫人(英国出身)に次いで、二番目の外国生まれの「ファーストレディ(大統領夫人)」である。