過度な業務量に対し、あまりにも低い給料を提示した介護士の求人広告に批判が殺到している。
17日、韓国のある中古取引サイトに「介護士を探しています」というタイトルの求人広告が掲載された。
投稿者のAは「身動きが不自由な高齢者の就寝前の入浴補助、臥床介助、翌朝簡単な食事を用意し、服を着せ、高齢者ケアセンターに送る仕事だ」と述べ、「車があると尚いいが、なくても構わない。介護の経験は必須で、優しく世話をしてくれる方からの連絡を待っている」と付け加えた。
しかし、Aが提示した就業時間は、月曜日から土曜日までの週6日間で、夜9時から翌日の朝9時までの12時間勤務であるにも関わらず、給料はたったの月額120万ウォン(約13万6000円)だった。
就業条件通りの勤務時間を単純計算すると月の労働時間は合計288時間になる。現在韓国の最低賃金は、時給9860ウォン(約1118円)なので、休日手当を除いても月給で283万9680ウォン(約32万2000円)を支払うべきだ。
この求人広告を見たネットユーザーたちは、「これは奴隷の求人広告か」「最低時給も満たしていない」「『週給』120万ウォン(約13万6000円)を間違えて書いたのか」と投稿したAを厳しく非難した。