性犯罪を犯し、懲役判決を受けた40代の男性が、刑期を終えて出所からわずか5ヶ月でまたも、見知らぬ女性の家に侵入し性犯罪を犯し、第1審で懲役15年の判決を受けたことが明らかになった。
ソウル東部地裁刑事合議11部(カン・ミンホ部長判事)は19日午後2時頃、性暴力処罰法違反(住居侵入強姦)などの容疑で拘束起訴されたA(42歳)に対する判決公判を行い、懲役15年を言い渡した。
裁判所は「被告は性暴力処罰法で実刑判決を受け、刑期終了からわずか5ヶ月後に、位置追跡電子装置を装着した状態で再び住居侵入および強姦を含む犯罪を繰り返し行った」とし「再犯の危険性がある」と判断したという。
また「被害者は現在も精神科診療および薬物処方を続けているなど、長期間が経過したにもかかわらず、犯罪前の状態へ回復できていない。しかし、被告は被害者の被害回復のために義務を果たしていない」と指摘した。
さらに「被告は捜査段階で攻撃的かつ粗悪な態度を見せただけでなく、嘘をついて被害者に電話をしようと試みた」とし「これらの事情を考慮した場合、それ相応の厳重な処罰が必要である」と述べた。
Aは、昨年1月1日午後1時50分頃、ソウル・松坡区(ソンパ区)で見知らぬ女性の家まで後をつけ、鍵を壊しては家に侵入し、性犯罪を行った容疑が持たれている。
被害女性の通報を受けて出動した警察は、3時間後にソウル・松坡区のあるカラオケ店に隠れていたAを逮捕した。
先に、検察は、先月12日に行われた結審公判でAに懲役20年6ヶ月を求刑したと伝えられている。