ジョー・バイデン米大統領が11月の大統領選挙からの撤退を発表したことで、有力な民主党候補と見なされるカマラ・ハリス副大統領への政治献金が急増している。
28日(現地時間)、フォックスニュースチャンネルをはじめとする米国メディアは、バイデン大統領の大統領候補辞退発表後の1週間で、ハリス副大統領の選挙陣営が2億ドル(約310億円)の献金を集めたと報じた。
この規模についてハリス副大統領の選挙運動本部は「記録的な成果であり、そのうち3分の2は新規寄付者である」とし、「副大統領が草の根支持を得ていることを証明している」と述べた。
さらに、ハリス陣営は選挙ボランティアとして活動する17万人を確保したと伝えた。
バイデン大統領は候補辞退の際にハリス副大統領への支持を表明し、その後36時間以内に民主党の約4,000人の代議員の過半数以上から口頭で支持を受け、翌日の民主党大会での公式指名が有力視されるようになった。
今年に入ってから民主党は選挙資金調達で共和党をリードしていたが、第2四半期にはトランプ前大統領を含む共和党陣営が3億3100万ドル(約512億円)を調達し、民主党の2億6,400万ドル(約407億円)を上回った。