戦争3年、ロシア「ウクライナ100万人死傷」ウクライナ「ロシア86万人死傷」

ウクライナ戦争が開戦してから3年間で、ウクライナ軍の死傷者が100万人を超えたというロシア側の主張が出された。
「タス通信」によると、ロシア軍総参謀部作戦局長のセルゲイ・ルドスコイ上将は20日(現地時間)、国防省機関紙「クラスナヤ・ズヴェズダ」のインタビューで「2024年の1年間でウクライナ軍の死傷者は59万人に達し、『特別軍事作戦(ウクライナ戦争)』開始以来(現在まで)の死傷者数は100万人を超えた」と述べた。
これに対し、ウクライナ軍総参謀部はこの日、ロシア軍の死傷者を計86万人余りと推計した。
RBC-ウクライナの報道によると、ウクライナ軍はFacebookを通じて「2025年2月20日までのロシアの総戦闘損失は86万3,580人」と主張した。
さらに、戦車1万134両、装甲車2万1,112両、火砲2万3,410門、航空機370機、巡航ミサイル3,064発などを破壊したとウクライナ軍は明らかにした。
ロシアは、2022年9月に自国軍の総戦死者を5,937人と発表して以降、死傷者数を公表していない。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は昨年12月に「ウクライナの戦死者は4万3,000人」と述べ、ロシア側が主張した「19万8,000人」は事実ではないと反論したが、負傷者を含む正確な死傷者数は発表していない。
2022年2月24日にロシアの侵攻で始まったウクライナ戦争は今月24日で開戦から3年を迎える。