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2024年11月25日月曜日
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「性別問題」で注目のヘリフが圧勝で金メダル…ボクシングのアルジェリア勢では28年ぶりの栄冠

引用:聯合ニュース

「性別問題」で注目されたアルジェリアのイマネ・ヘリフがボクシング女子66キロ級決勝でも圧勝し、金メダルを獲得した。

10日(日本時間)に行われた決勝でも、中国代表の楊柳を満場一致の5-0で圧倒した。

ヘリフはアルジェリア選手団にとって今大会2つ目の金メダルをもたらし、アルジェリア代表としては、ボクシング女子史上初のメダリストとなった。ボクシングのアルジェリア勢では1996年アトランタ大会の男子ライト級のホシネ・ソルタニ以来、28年ぶりのメダルである。

ヘリフは国際ボクシング協会(IBA)主催の2023年世界選手権の性別適格性検査で男性を示す性染色体「XY染色体」を持っていることにより失格処分を受けており、「性別問題」で大会開催中、注目され続けた。

国際オリンピック委員会は「IBAの恣意的な判断だ」とし、性別が女性のパスポートを所持していることを根拠に出場を許可した。

議論が拡大する中でも、ヘリフは圧倒的な実力で勝ち上がってきた。

ヘリフは決勝後の記者会見で「金メダルを獲得できて、とてもうれしい。オリンピックはすべての選手の夢であり、私にはこの大会に参加する資格がある。私は女性だ。女性として生まれ、女性として育ち、競技をしてきた」と述べた。

そして、「世界中に伝えたいメッセージがあるとすれば、オリンピックの原則を守り、誹謗中傷はなくなるべきだということだ。今後はこういったことが起こらないよう願っている」と要望した。

IBAとの関係については「2018年からボクシングをしてきたが、彼らがなぜ私を排除しようとするのか理由がわからない。金メダルを通じて私の尊厳と名誉はなによりも尊重されるべきだというメッセージを送った」と強調した。

一方、2回戦のカリフとの試合で「死」の恐れを感じたイタリア代表のアンジェラ・カリニは46秒で棄権・敗退した。イタリアのジョルジャ・メローニ首相は試合前に「男性の遺伝的特徴を持つ選手は参加すべきではない」と遺憾の意を示していた。また、テスラのイーロン・マスクCEOなど、著名人たちもカリフの出場を疑問視し、一部では非難の声があがった。

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