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2024年10月05日土曜日
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ビビンバが中国のもの?石焼きビビンパが中国の無形文化遺産に登録される…文化の盗用か

韓国の伝統料理の一つ、石焼きビビンパが3年前に中国の省級無形文化遺産(無形文化財)に指定されたことが、今になって明らかになった。

写真:記事の内容に関連したイメージ/Pixabay

韓国メディア「韓国日報」によれば、中国北東部の吉林省政府は2021年12月、公式ホームページで韓国の伝統料理石焼きビビンパを第5次省級無形文化遺産として承認した総65項目の中に、「朝鮮族石焼きビビンパ製作技芸(調理技術)」という名称で、石焼ビビンパを地域無形文化遺産に登録したことが分かった。

吉林省内の延辺朝鮮族自治州から、石焼きビビンパが文化遺産として推薦され、カレトック(米又は、もち米で作った太めの長い韓国のお餅)をはじめとする餅の調理法も吉林省の無形文化遺産として共に登録された。

韓国のサイバー外交使節団のバンクは、「石焼きビビンパは韓国の伝統料理であり、中国が自国の料理として宣伝することに対処するべきだ」と強調した。

しかし、政府はこの事実を把握していなかったと伝えられている。

韓国の国家遺産庁は、韓国日報に対して「朝鮮族の居住地が中国の管轄下にある限り、朝鮮族居住地域の文化遺産指定の可否は中国政府の判断事項である」と説明した。

また、「ただし、中国が朝鮮族無形遺産をユネスコ人類無形遺産に申請する場合、我々(韓国)の民族の起源や歴史について正確に理解されているかどうかを多角的に検証し、外務省など関係機関と協議して対応する」と伝えた。

中国が韓国の伝統文化を中国朝鮮族の文化として装い、国際社会に中国の文化として紹介していることに懸念が高まっている。

中国は2008年に韓国の農楽舞を「朝鮮族農楽舞」と改名し、国家級無形文化遺産に指定した後、ユネスコ世界文化遺産に登録した経緯がある。

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