タイのワチラロンコン国王の72歳の誕生日を祝う式典で、国王が26歳年下のスティダー王妃と並んで、黄金や赤の豪華な装飾が施された御座船に乗る姿が話題を呼んでいる。
タイ王室伝統の行事、王室船団のパレードに多くの市民が羨望の眼差しを送った。
27日(現地時間)国王の72回目の誕生日を迎え、首都バンコクの中心部を流れるチャオプラヤ川で、タイ王室伝統の行事である王室船団のパレードが4.2キロにわたり行われた。
王室専用の「スパンナホン御座船」など主要な王室の御座船を含む52隻の御座船が2,200人の海軍の漕ぎ手により、一糸乱れず隊列を組み、水面を進んだ。
国王夫妻、シリワンナワリーナーリーラット王女、ティパンコーンラッサミチョト王子は、それぞれ王室の御座船に乗り、国王が僧侶に王室の袈裟(けさ)を寄進する儀式が予定されているワット・アルン(暁の寺)へと向かった。
長い歴史を持つ王室船団のパレードだが、国家的に重大な慶事がある時のみ行われる。
今回の儀式は2019年の戴冠式以来、5年ぶりとなった。
一方、スティダー王妃は、ワチラロンコン国王の4番目の妻である。
女性関係が派手なことで知られるワチラロンコン国王は、3度の離婚を経験しており、2019年にスティダー王妃と結婚した。