大雨の日に衣料品店を訪れた裸足のホームレスに靴下と靴をプレゼントした店主のエピソードが公開され、人々の心を温めている。
「お酒を1杯我慢すれば」…不景気でも靴を分け与えた自営業者
先月22日、自営業者コミュニティ「苦しいからこそ経営者だ」に「店に入ってきたホームレス…」というタイトルの投稿が上がった。
衣料品店を経営する投稿者Aさんは「雨が降ったため、いつもよりお客さんが少なかった午後に、ホームレスの男性が店に入ってきた」と語り始めた。
Aさんは「(ホームレスが)小さな声で何かを言いながら店内を歩き回り、『冬服はいくらか』と一言尋ねた後、しばらくしてから店を出て行った」と当時の状況を説明した。
Aさんは、店を出ていくホームレスの後ろ姿を見て、後を追ったという。ホームレスが雨の日に、水に浸かり膨れた裸足で歩いている姿を目にしたためだ。
Aさんは「我慢できずに追いかけてみると、そう遠くには行っていなかった」と述べ、「一緒に店に戻り、販売している靴下と足に合う運動靴を履かせて送り出した」と振り返った。そして「最近は客が少ないが、お酒を1杯我慢すれば何とかなるだろう」と付け加えた。
数日後、髭を剃って現れたホームレス「お金を稼いで必ず返します」
それから数日後、ホームレスは再びAさんの店を訪れた。
Aさんは「ボサボサだった白髭を全部剃っていたため、別人かと思った」と語った。
ホームレスはポケットから証明写真を取り出し、Aさんに見せながら「住民登録証の再発行に行く」と言ったという。
Aさんは「(ホームレスが)お金を稼いで靴代だけでも返すと言ったが、プレゼントだから大丈夫だと伝えた」と述べた。そして「この出来事を通じて、自分の小さな行動が誰かの心を動かすことができると知った」と語り、「些細なことでも、もっと分け与えながら一生懸命に生きていきたい」と付け加えた。
このエピソードを目にしたネットユーザーは「店主に幸運が訪れますように」、「感動的だ」、「簡単なことではないのに尊敬する」、「心が温まる」といった反応を示した。
[心温まる話] 見たくないニュースが溢れる世界で、優しさに満ちた人々の物語を伝える。「大丈夫、それでも生きる価値はある」小さな希望との出会いを。